目まぐるしい攻防。技の迫力。相容れない意志のせめぎあい――、第399話で決着を迎えた"リアルディテールズ"ロビンマスクvs"超神"ランペイジマン戦の余韻が冷めないですね。
SNSでは、新シリーズのベストバウトとする声も聞こえてきますが、嶋田先生曰く、勝敗はギリギリまで悩んだそうですから、そりゃ面白いに決まってますよね。
まだ読んでいない方は、12月4日(日)までですのでお見逃しのないようご注意を!
そして、記念すべき第400話は新たな戦いの幕開けとなるのか。次回も本当に楽しみですね。
さて、本編の盛り上がりを励みにして、新作キン肉マンLINEスタンプの制作もいよいよ大詰めです。先日このようなツイートをしたところ、大変多くの方にリアクション頂きました。ありがとうございます。
シングマンのセリフについては、「マッ!の一択だ」という声が多く、これで進めることにしました。セリフを入れて着色すると、このような仕上がりです。いかがでしょうか?
「マッ!」というスタンプを送っても会話が成立しないのではないかと心配だったのですが、むしろ、送り手や受け取り手の解釈によって多様な場面に用いることができる――、皆さんの後押しでそう確信を持つことができました。
具体的には、、、
・マッ!(了解)
・マッ!(よろしく!)
・マッ!(はいよ~)
・マッ!(ありがとね)
・マッ!(当然だ)
などなど。解釈は無限です、きっと(笑)
で、シングマンは沢山あるスタンプの一つということになるわけですが、今回、我々がどんなコンセプトでキン肉マンLINEスタンプを進めていたのか、お伝えできればと思います。
それは、ズバリ「笑う超人スタンプ」です。
キン肉マンの魅力の一つが、超人たちの多様な笑い方にあることは言うまでもないでしょう。
そして、その魅力は新シリーズで際立っていますね。1試合しか戦ってなくても、もはや、笑い方を聞くだけでその超人の容姿が浮かんでくるレベルです。
これは嶋田先生の著書「火事場の仕事力」において、「直感系のインパクトが印象を残す大きな秘策」として書かれていることでもあります。
要は、そのキャラクターの性格や性質をウダウダ語ったとしても、その前段で興味がなければ、読者にはあっさり読み飛ばされますよ、と...
そのため、キン肉マンでは、まず読者の感覚にインパクトや違和感を与えて、「なにこいつ??」と思わせておくと。そして嶋田先生はこうも言っています。
最初のひとことが、ボクにとっては大きな真剣勝負。そのキャラクターを売り込むためのキャッチフレーズのようなもの
しかし、昨今は、登場時のインパクトに留まらず、超人によっては風格を纏わせる必要不可欠なエッセンスにまでなっていたりしますよね。ホント、使い方が巧みなんです。
それでは「笑う超人スタンプ」から完璧超人始祖を公開致します。
カッコよくないですか??
皆さんなら、誰にどのような場面でどのスタンプを送りたいですか?
私は、今後、妻からのLINEを、すべて「ゴバッゴバッゴバッ」で返答するつもりです。
色々書きましたが、そろそろまとめに入ります。
新シリーズで再び脚光を浴びた超人たちに加えて、ここでお目見えとなった魅力的な登場人物たちのことを知ってもらうためには、彼らの笑い方をストイックに集めたパッケージにすると面白そうだと思ったわけですね。
そこには、LINEスタンプっぽい「OK」とか「了解です」とか「ペコリ」といったメッセージはありませんが、このコンセプトが浮かんだ時、第1弾は絶対これだろうという使命感のようなものを感じました。
前述した「マッ!」のように、送信者の方がそれぞれの解釈でスタンプを送ってくれたほうが盛り上がりそうですし、それは「へのつっぱりはいらんですよ」に似ているというか...
言葉の意味は分からんが...言いたいことは分かるというね。
また、"復活"キン肉マンLINEスタンプは、32種類の絵柄をパッケージにしているのですが、中には、笑っていない超人もいます。どうしても数に上限があるため、パッケージに含めることができなかった超人も沢山います。
この選定する難しさ(日本代表を選考するより難しい...)であったり、選定過程に何があったのか――、この辺もいずれマッスルジャーナルの中でご紹介できたらと思っています。
「好きな超人がいないよ!」とガッカリされるファンの方もいるかもしれませんが、それを上回るポジティブな驚きをもって頂けるように作りましたので、ぜひ楽しみにしていてください。
販売は今月末~来月頭を予定しておりますので、まもなくです!